齋藤コラム3 【違いがあるの?】ホームカラーって…

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この記事はOlliy hairスタイリスト齋藤が皆さんにちょっとだけ役立つ美容室でのお話を書いていくシリーズです。

前回、前々回はヘッドスパにまつわる頭皮についてのお話をさせて頂きました。
今回は「サロンカラー」と「ホームカラー」の違いについてお話していきます。

まず、カラー剤とはどういったものかをご説明させていただきます。
(ざっくり知りたい方は☆まで飛ばしてください笑)

サロンカラーでもホームカラーでも共通で1剤、2剤を混ぜてひとつの薬剤を作ります。
1剤の中身は「酸化染料」(~~ジアミンなど)「アルカリ剤」(アンモニア、モノエタノールアミンなど)が主剤となり
2剤の中身は「酸化剤」(過酸化水素水)です。
1剤と2剤を混ぜたものを髪に塗ると、1剤の中のアルカリ剤が髪のキューティクルを開きます。すると、混合液が髪の内部に浸透していきます。

発色した染料の分子は結合して元より大きくなるという性質があるので、髪の内部に浸透した後は閉じ込められます。こうしてヘアカラーの色が髪に定着するというわけです。

カラーの性質を説明致しますと上記のように少し難しい言葉が出てきてしまいますのでざっくり説明!

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ホームカラーは
1剤のアルカリ剤が揮発性でないため傷みやすい(アルカリ剤が残留して悪さをしてしまう)
2剤の過酸化水素の濃度が法律で定められているMAX濃度の6%一択(どんな髪質でも染めやすくするために高濃度に設定、負荷がかかる)

サロンカラーは
1剤のアルカリ剤が揮発性のためカラー後に余計なダメージを負いづらい(残留少ない)
2剤の過酸化水素の濃度を美容師が適切に合わせる(1.5%~6%を使い分ける)

ヘアサロンによってですが、Olliy hairではカラー施術後のアルカリ剤の残留にシャンプー時アルカリ除去剤を使用し少しでもお客様の負担をなくし長くヘアカラーを楽しめるようにしております。

過酸化水素の濃度などは一例として、根元の健康な新生毛は6%を使用し毛先のダメージのある部分には1.5~3%を使用などがよくあるやり方です。

白髪染めや白髪ぼかしハイライト、透明感カラー、赤味消しカラーなど様々なトレンドワードと合わせて触りだけでも覚えて頂けると幸いです♪